開業時に考えておきたい「売り上げる」以外の仕組みのこと

開業したてだと、頭の中は「売り上げること」でいっぱいかもしれません。

でも、開業したてだからこそ、しっかりとした仕組みづくりをしておくことも、あとあとの「困った」を防ぐ手立てにもなります。


開業時に考えておきたい「売り上げる」以外の仕組みで、大事な3つのポイントについてお伝えします。



 

商品の値段構成と取引ルールについて


開業したてで、まだ商品に自信がない時は、つい値段を安くしてしまいがちです。私もついやってしまっていました。最初やすい報酬で受けた仕事は、後になって「この値段だと割に合わないな」と思っても、内容が同じだとなかなか値上げができないものです。値段設定は多少高めにしておくことをお勧めします。


そして、「物」がないサービスを売りにする場合、特にコンサル事業のような非定型のサービスを販売する場合の注意点ですが、こちらもイレギュラーな対応までできるだけ想定しておいて、細かく値段設定をしておくことをお勧めします。


値段を決めておくことで、もし通常では発生しないイレギュラーな対応をした時も、相手に対して堂々と請求することができます。もちろん値段については、対応前に相手に提示する必要があります。


値段を決めてないと、開業当初自分に自信がなければ、ついその分の報酬について言いそびれて、もらいっぱぐれたりしてしまうからです。最初にそういうやり方を経験して、それをずるずる続けてしまうと、ある程度経験を積んで仕事に自信が持てるようになっても、同じようにやってしまう可能性があるからです。


どこかで報酬を見直す転機は来るとは思いますが、できるなら最初からやっておく、最初の方で失敗したらすぐに改良するのがいいと思います。




 

自分が不利になる取引はしない


先ほどの値段と取引の関係と同じようなことですが、最初は仕事をゲットすることに必死になりすぎて、自分が不利な取引をもしてしまいがちです。


単発であればそれもいいですが、長く継続した取引になってくると、他の仕事と比べて、不利な条件の仕事が労力的にもアンバランスになってしまうこともあり得ます。


まず、仮に自分が仕事に自信がないとしても、最低限これ以下の条件の仕事は受けない、というラインを決めておく必要があると思います。(例えば時間単価が●円以下の報酬の仕事は一切受けないと決めること)安い金額の仕事をむやみに請け続けると、「あの人は安い報酬でも請けてくれる人」という印象を周りにも与えてしまいます。


自分が目指している条件がもっと上のラインであるなら、最低限のラインを決めて、自分が不利になる取引は最初からしないと決めておきましょう。


しっかりと相手からの提示条件や契約内容を確認して、仕事にのぞむことをお勧めします。



 

コンプライアンス対策ができているか


事業を始める時、行政から「許可」をもらわないと始められない事業があります。


例えば、飲食店、美容院、電気工事、解体工事、クリニック・・・・など業種は色々なのですが、そういった事業には、その事業を規制するための「業法」というのがあります。


飲食店なら食品衛生法、電気工事は電気工事士法、その他、周辺の関係法令などがあります。


まず、自分の仕事は何の法令に規制されるのか…ここをおさえておく必要があります。



「業法」ではその事業を行う事業所に


・一定の要件をクリアした「管理者的な人」

・決められた基準をクリアした施設があること

・法律で記録を残すように定められていること


などについて、配置等の義務が課せられていることがあります。


管理者が辞める、施設の内容を変更する


などの場合には、再度基準を満たす必要がありますし、そのことを証明し、届け出る必要がありますが、



うっかりしていて届け出をやってなかった…どうしたらいいですか?


という相談もあとをたちません。


場合によっては事業を一時期ストップする必要も出てきますので、行政への許可が必要な事業をしている人は要注意の大事なポイントです!


意外とこのような対策に無関心な事業所が多いように見られますが、規模が小さければ小さいほど、許認可事業で必要な体制を怠り、違反をしてしまった状態になってしまうと、これがすごく大きなピンチになります。


期間限定での営業停止なら良い方、下手したら許可がとんでしまい、事業ができなくなるという可能性もありますので、本来は一番力を入れておきたいポイントです。




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